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歯の話

  いつも同じような話で恐縮です。反対咬合や上顎前突・下顎後退顎位の場合は、必ずしも当てはまるわけではありませんが,ご

 

く普通の症例では犬歯の咬合誘導は非常に重要であるという話です。折角咬合の再構築をしたのに当院に来院できず他院で歯冠脱離

 

などで処置を受けた際に犬歯ガイドを外す先生が結構おられて体の不調や咬合がぐちゃぐちゃになって来られる患者さんがおられま

 

す。処置した先生はその後のことを知らなくて他の患者にも同じことをしてるかもしれないと思うと気がめいります。

 

調整-1

右で咀嚼する時、犬歯・臼歯・右関節顆頭の動きを模式図にしてみました。実際には右咀嚼の場合は左の関節顆頭がたくさん動くの

 

ですが、ここで言いたいことは歯の振り幅と関節顆頭のふり幅の違いです。右犬歯の振り幅は反対側左の外側翼突筋によって制限

 

されます。もし右の犬歯が咬交してなかったら臼歯のふり幅が大きくなり歯牙にかかる側方圧が強くなり歯牙及び歯周組織に為害性

 

が出て、左の顎関節に疼痛・関節円板に支障が出て、所謂、顎関節症と呼ばれる諸症状がでることがあります。

 

**どちらか一方の顎関節の痛みは反対側の3番4番を使って患側の安定を図ると効奏します。レジンスプリントは効き目無し**

 

調整-3

 

調整-2

歯牙は上顎なら外側下顎は舌側の生理的以上の側方圧がかかると倒れる・壊れる・歯周組織に退行病変が出ます。臼歯部の保全は

 

目に見えての観測で犬歯ガイドの有無でかなりの確率で成功します。5番6番7番8番の頬側斜面は犬歯ガイドの代役は不可能てす。

 

犬歯は顎関節から遠くに位置し全歯牙の中で唯一側方圧に耐え得る歯根・歯冠形態をした不思議な形状になっています。昔グループ

 

ファンクションという3班4番5番の頬側斜面を犬歯ガイドさせる咬合理論があり実践してみましたが全然ダメでした。

 

教科書の**言う事を信じない**これは事実です。歯周病・虫歯の成因も巷で言われていることはかなり噓ですよ。

 

顎関節は関節円板が絡むと厄介なので、今回は簡単にします。

 

調整-4

上の図は、歯牙の咬頭斜面についての説明です。上下の歯牙の接触では上の歯牙では近心斜面、下の歯牙は遠心斜面で陥凹すること

 

が第一義。こうしないと関節顆頭は関節円板のバックアップが無くなりどんどん後方へ引きずり込まれて行きます。この時大臼歯

 

ではB-Zoneを使います。A.C-zoneも使えますがあまり予後はよくないです。(歯科専門用語ですみません。一般の方はわからんで

 

いいです)***特に3番4番5番の歯牙の上下関係が遠心咬合になると下顎は後ろに引きずり込まれて歯痛が出た場合歯科麻酔は効か

 

ない、最悪抜歯しても痛みが取れず何をやっても手詰まりで、患者さんの不信感はMAX。(これの関連記事は別の項目で扱いまし

 

た。そちらをご覧ください。) 身体にも色々症状が出ます。

 

調整-5

この海坊主の様な俳優さんいますよねぇ悪いけどモデルになっていただきます。下顎が右にズレたときの典型を描いてみました。

 

目・鼻稜・眉毛・唇・法令線・額のしわ・耳の恰好等々詳しく観察すると隠せない姿が見えてきます。但し、嚙み癖の方、軸足の方

 

に身体は捻じれてきますので必ずしも病的な状態ではないこともあります。年齢がかさむと歯牙の脱落・顎の偏位で多少は出ます

 

それが病的で治療対象になるか否かが問題ですね

 

調整-6

嚙み合せが右にズレると、頭位が右傾・左肩は上がり右肩は下がる。骨盤は右に上がり右足が短くなって左足は突っ張って長くなる

 

重力に負けまいと曲がった反対側の姿勢維持に働く筋群の緊張疼痛・血行不良による痺れ・筋肉の動きが悪いがためのリンパが

 

流れないための浮腫み・冷え等色々あります。  前後左右のズレを治すことで大半は解消されるはず手遅れにならないうちに。

調整-7

 モノを咬むときには犬歯は殆ど使用しないです。このことが審美的に問題があるとして更に重要な4番を抜いての審美矯正。

 

4番抜去の審美矯正した患者さんのその後10年20年30年の追跡調査の結果なんか見たことないです。もしありましたら私に

 

ご一報ください!!!!!!!!!!!!!!。犬歯の大切さを述べさせて頂きました。子供が成長していくのを風船に例えると結び目に小さな穴を

 

開けると、空気を入れるとしばらくは膨らんできますが途中で空気漏れして膨らまなくなり最後には、しぼんでしまいます。

 

身体に起こる病気と同じで**やがて**なのです。

 

 

 

 

 

 

author:穐田俊二, category:歯と身体, 10:15
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