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顎関節と股関節

いつもの話で恐縮です。顎関節と股関節の関係は歯科治療において、咬合の再構築の際に避けて通れない 課題だという趣旨です。

股間-1 今、右側が得手咀嚼側とした時、右側の側頭筋を主に使いますが下顎の回転軸は左の顎関節になります。右咬み癖 なので、右の関節顆頭が消耗し易いというのは論理的に間違ってますね。よく使うから骨がすり減るというのは 理解し易いですが、本当でしょうか? 股間-2 何ともグロテスクな画で申し訳ありません。文字と画は元々苦手なので皆に叱られます。自分でも自覚してます。 この画では何が言いたいかと申しますと、下顎が右にズレた時の顔面に出る特徴を表しています。 まず、顔の皺は曲がった方が深くなります。眉毛や目尻は下がって口角は上に上がります。鼻梁や人中は右に曲がり 右に引っ張られる事に抵抗して左の胸鎖乳突筋は太くなり左肩は前方に回転するので鎖骨の笑窪が強く出ることが多 いです。(画の鎖骨は左右逆になっています。済みません!! )髪の分け方からでも見分けられることもあります。 顔の大きい方を隠したがる意識が有り左分けする一が多いです。写真撮る時を思い出して下さい。因みに偏位の 比率は6.5対3.5位で右に曲がる率が高いですが利き手効き目とは無関係のようです。 股間-3 画の如く膝裏の触診でも判ることが多いです。患者さんの承諾を得て触診し更に自身でも確認してもらうと良いで すがその際手を交差してもらって下さい。同じ側の手の感覚では判然としません。軸足の方が柔らかく、骨体は太く 反対の蹴り足は硬く引き締まった筋肉で骨体も少し華奢な感じが見て取れます。又、歩行開始の足は軸足に架かった 体重を外して移動を開始するの右足から踏み出すのでわかりやすいです。私の観察では三歳頃からハッキリしてきま すね、軸足は。咬み癖側と陣足が一致するということは生来的に関節の自由度の違いがあるということで左右対称に 出来た靴が足に合わないのは足の形状の違いだけでなく骨・筋肉・靱帯その他諸々が違うということで顎関節の 場面でも同じ事があるという事実。これは大変重要な事だと思いますよ。 股間-7 大臼歯の断面図 A-B-C zoneの歯牙の接触を前後から診た図 A-zoneとC-zoneは左右バランスが担当B-zoneが 機能面その中でも重要なのがB-point 噛み合せ治療の基本はこのB点holdが基本で、これを実現するために 具備すべき条件として犬歯ガイド・アンテリアガイダンス・バ-チカルサポ-ト・上下歯列のバランス等々 課題は多い中、顎関節の自由度の左右差と関節円板の有り様を考慮して治療ゴ-ルを決める際に大きな手がかり になり得ます。咬み癖=軸足という明確なサインを考慮して下さい。

右顎非整復性関節円板前方転位症と大病院で診断された症例でも主に左側の咬合を改善することで効奏します。 レジンスプリントは例えれば骨折の時のギブスのようなもので、私共が行なっている治療法は食事もできる 生活型スプリントで機能回復を期待するのですが、これにも上記の理論で臨んでいます。 雑誌などで、左右対称で見事なア-チの仕上がりの最終補綴の写真をよく見かけますが、顎骨の上下の関係は 前後左右にズレるし歯牙は数が全てそろっているとは限りません。ならば効果器である歯牙の有り様が顎関節や 咀嚼関連筋肉群に影響を及ぼし姿勢維持する筋肉群全てひっくるめての全身に影響が広がっていくという事実 それらを考慮した補綴物なのか疑問視されます。全歯牙補綴をした後頭痛・腰痛・肩凝り・膝痛などの身体の不具合 の訴えにどのように対処しているのでしょうか?補綴治療後の咬合調整は必須条件ですがよりどころの歯牙が無い場合 原点が不明な場合患者さんが自分自身を見失って辛い思いをされている症例はザラです。   ほんとに良くなる????!!!!!!これは手厳しい御指摘でありますね!!!!!!!!

author:穐田俊二, category:歯と身体, 14:22
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