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咬合ボックス
【咬合ボックス】というお話です。 頭蓋に対して下顎の位置がずれると体幹軸に歪みがでて筋肉痛・いろんな場所の関節痛などの症状が現れる事は、 良く知られる様になりました。
【咬合】とは生命維持に不可欠な【咀嚼】以外に【体軸の保持・維持】にも関係するので大切な事柄です。

咬合-3

イメ−ジでいうと箱の四隅に左右の34番/7(8は現代人には邪魔な事が多い)1番にボタンが有り、開くと 蓋が顎関節で上下がつながっている様な形態といいますか、この構造を勝手に【咬合ボックス】と呼びました。

咬合-4

どの歯牙が欠けてもボックスの形状が変化してしまうし、一カ所の歯牙が前後左右にズレても箱は歪んできます。
【かみ癖】によっても、顎関節の構造・関節円板の変化に左右差が生じます。私の観察では、【かみ癖】の 側は、生来のもので、その側は顎関節の自由度が高く、咀嚼筋群も反対側より強くて、経年的に、歯牙の崩壊が 生じ、体軸も【かみ癖】側に曲がってきます。左右の筋肉群が同じ例は、今まで観察されたことはありません。
左右差が、顕著に観察されるのは顔貌・更には姿勢に、良くでます。
(TV等で少し注意して見るとすぐに 判りますが、どちらかに曲がっているからといって異常とは判断出来ませんから間違えないようにお願いします)
図で対角線やらいろいろな線の書き込みがあるのは、部位(歯牙)が相互に情報交換している様を書きました。
☆★例えば、【右かみ癖】の場合、34番/1番/TMJ(顎関節)が正常なのに、左の67番に歯牙正常なのに 『咬合痛』を訴える場合が時々ありますが、【原因不明の歯牙痛】として処理する前に、右67を軽くシリコン ポイントで研磨するだけで、症状が改善することがあります。
《左の臼歯の原因不明の疼痛は狭心症の様な、 病気が潜んでいる場合があるので処置は最大限の注意が必要ですし、咬合調整に身体が反応しない場合は、 深追いせずに、内科とかの受診勧告も、歯科医の仕事でしょう。》

咬合-5

△▲これは、上顎前突/下顎後退位(所謂-出っ歯-)の例です。
この症例は、歯牙を使って、下顎を高めて 歯牙関係が一級咬合位に復元出来れば比較的予後良好な場合もありますが、関節円板の復元が不可能な場合は 就寝時に下顎が後退してしまい、咬合が不安定になることが多く、その落差が大きい時は、歯牙の固定は 無理しない方が、予後が良いようです。

咬合-6

○●この図は反対咬合(所謂-受け口-)の【咬合ボックス】です。解説にもありますが、顎関節の関節顆頭の 可動域が、少ない例だと考えで良いかと思います。反対咬合の咬合再構築の明確な理論は、少なくとも、私は 見聞した事がありません。
ただ、小児矯正では、前歯部の被蓋を無理矢理、正常(誰が決めるか判りませんが) と思われる位置に、下顎を後退させ、上顎を拡大したりして、審美矯正をした場合、顎関節に無理がきて、 関節円板のヘルニアを生じた場合は、相当な辛い思いを本人がするようです。《やはり野におけスミレ草》
◎○☆歯科医師の責務とすれば、歯牙の治療をはじめ予防も含めて複雑多岐にわたって、高度な技術と見識が要求されます。
【咬合】を考えれば、更に困難な状況が生じます。歯科医師も、治療を受けられる方々も 歯科治療とはまかり間違えると『原発事故』位の規模の不都合が飛び出してくるかもしれないという事を認識していただきたいと思います。
【咬合ボックス】が【パンドラの箱】にならないように!!!!! △▲▽3/11の震災に際しては、本当に心が痛みます。
私自身チリ津波の被害者でもありましたから、被災者の皆様の心中痛いほど判ります。
加えて《原発事故》何とも気持の整理がつかず、ほとほと参っております。
なんの提言も出来ませんが、この場をお借りして、発言させていただきました。 《おまけ》

咬合-2

写真は9/18に開催されましたライブハウスLush Lifeでの一コマです。
この時は♪Stiks♪という 楽曲でのご挨拶、私も還暦をとうに過ぎ、老骨に鞭打ってのエントリ−。
そろそろ引退が近い??!!
author:穐田俊二, category:歯の話, 10:05
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