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あいにく満室です。
【あいにく満室です。】とはどういうことでしょうか?
まずは模型から、ご覧下さい。

fugi-1
歯列に凹凸はありませんが、右上7番は抜去されていてありません。隣の
6番は土台のみで、この上に歯冠(歯科ではクラウン/Crといいます)が
装着されて咬合ができるようになります。つまり完成一歩前の状態。
左上の6番は歯内療法が完了していなくて、保存か抜去か不明の状態です。
右下6番は上の6番と同様で土台(歯科ではコア/Core)のまま。
歯周炎は殆どなくて、歯牙の動揺は無くて、[咬むと痛い]わけでは無いとのことです。
fugi-2
左側面観/上の6番治したら[咬める???]
fugi-3
正面観/正中点は下が右にズレています。(模型に右と記入してあるのは
右型で顎も歯列も右に流れていくタイプであることの印)右にズレている為左の3番4番が咬交していません!!これが諸悪の根源!!!!?????
(図では少し不鮮明で判り辛いです。2番の隙間は少し意味合いが違ってきますが、先を急ぎましょう。)
fugi-4
右側面観/右上下6番は共にコア状態ですが、上下に歯冠を装着するスペースがありません。左上の7番も義歯の入るスペースが無くて、下の歯肉と
接触しています。これが【あいにく満室です。】の状態です。

fugi-5
右顎関節の中心位(咬んだ状態≒中心咬合位)の状態ですが、極端にバックしているようではありません。《顎関節症》という範疇では治療対象には
ならないかもしれません。この症例では顎関節の疼痛・クリック・開閉運動などに支障は認められませんので。

fugi-6
左顎関節の状態/右と比べると若干右前に関節顆頭が位置しているようには
観察されますが、これとて治療対象とはなりにくいでしょう。

**なのに何故右の歯冠修復・義歯スペースが無いのでしょうか??
**ミロのビィーナスの欠けた腕の論議/『最初から無かった』と同様
右上の7番は不要なのでしょうか?
**総義歯では復活するのでしょうか?
**【あいにく満室です。】の問題解消の一つの提案は次回に展開されま   す。
**付録)原因は別として、下顎が右にズレた結果、身体に歪みができ
  自覚される筋肉痛・感覚鈍磨などの典型例です。
zukai-1
author:穐田俊二, category:歯の話, 14:12
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