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咬合調整−バイトのアップ・ダウン
今回は、咬合調整の中でも【バイト・ダウン】というお話しを主に広げてみようと思います。飛行機の《着陸》と同じでスローダウンが大切です。いっぺんに多くの歯牙を削っつて一気に口腔内の環境が変わると、とんでも無く大変な事になります。飛行機ならこれを《墜落》と言います。又、すり減りの度合いにもよりますが咬耗・磨耗(コウモウ・マモウ)とか呼びます。生理的非生理的(病的)とか見解の分かれるところですが、この《すり減り》でも、咬合高径(バイトの意)は下がってきます。加齢現象です。
【バイト・ダウン】を行う場合には【咬合高径が高い】という【診断】が
必要です。理由もなく歯牙を削るものではありません。ましてや天然の歯牙なら尚更です。新しく歯を治したとき【高い】と感じて削るのも調整ですが
ここで取り上げるのは、もう少し『広義の調整』として理解してください。
【アゴが痛い】【歯が痛い】【頭痛】等の訴えで安易に歯を削らないように
削らせないようにしましょうと言うのが、本編の趣旨です。
 本題に入ります。
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心臓は体の左にあるのは、みんな知っています。それからしてもヒトの身体が左右対称にできあがってないことは周知の事です。


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ヒトは2足歩行しますから、骨・筋肉・靭帯等々いろいろな部分で左右対称になるようにバランスを取って生活しています。図は左足重心の身体の
模式図(のつもりです。)ですが−私はこれを左型と呼んでいます。−
左足重心にしての生活が快適にできるように様々な適応が観察されます。
少しくらい左肩が下がっていても当然です、骨盤が少し左右的に捻れていても当然です。問題は、そのズレがある程度を越えると痛み・痺れ・機能不全
が生じてきて、【身体の歪み】が治療対象にされるわけです。、【身体の歪み】を【治す】時には左右均等な身体にすることがゴールではなく、歪みを
是正して不定愁訴を取り除く事が大切で、決して《左右対称》な身体には
ならない事を理解すべきです。例えば左右の足の長さが同じになると、2足歩行は相当辛いものになると思います。カンガルーの様にピョン
ピョン歩く?

多くの方々から、私の話は『難しい』とのお叱りを頂戴します。拙い絵で申し訳ありませんが、解剖図なんかは、《ざっと》見といてください。
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大凡【ヒト】と認識される生物の場合は老若男女を問わず、目は2つで、アゴの形は、この図の様なものです。
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様々な筋肉がありますが【咀嚼筋】の代表に登場していただきました。
左右に同じような筋肉があるわけで、生命維持の為に栄養物を摂取する以外にもいろいろな働きがあることが、判ってきています。
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正面からの図ですが、先ほどの説明にありました【咀嚼関連筋群】が左右にあって舌・目・鼻・耳・頚から上の器官総動員で『摂食』=『生命維持行動』を顎関節を支点(中心点?)として行います。勿論手足も参加。
 この際、【咀嚼筋】の有り様が左右均等でなく、【軸足側に偏ってできている】という事実に注目していただきたい。『早く・大量に食べる』『食べやすい・美味しい』といった好条件が整うのが【得手側】=【軸足側】で
前述の【左型/右型】と分別され、歯牙の崩壊・顎関節の後退等の退行病変と一致します。ムツカシク言わなくても【良く使う方の歯は壊れるのが早い】と言う事になっております。
 このことが《バイト・ダウン》とどのように絡んでくるかは、次回から??!!−−続く−−
author:穐田俊二, category:歯の話, 15:47
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