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咬めない・眠れない
今回は、最近の事例を取り上げます。
患者さんが、当院に来られた理由は『咬めない・眠れない』でした。
色々と、既往歴をお聞きしましたが、事の発端は【上前歯に隙間ができたので】という主訴に対しての治療から始まったようでした。『不眠の原因が
歯の治療』によって起こされるケースとして扱いたいと思います。

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左上の7番が喪失している他は、よく見られる口腔模型です。

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歯周組織の病変も著明なものはなく、歯内療法も問題なく、治療に当たられた先生の技量の高さが伺えます。


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正中を調べると、少し左にズレています。身体の歪みも観察されましたが
本人は『筋肉痛なんかどうでもいい!!咬めない・眠れない』でした。
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残念な事に右の3番が働いていません。これが左の7番喪失の大きな原因でしょう。一本義歯を試みたかもしれませんが、違和感が強くて失敗したかもしれませんね。



特に変わったところが無いような状態なのに『何故咬めないのか?』
顎関節の状態を調べてみました。


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【絵が不鮮明で申し訳ありません!】3枚目の模型の写真にありますが。
咬合高径は34弌殖械賢仞人Maxで決して高すぎることはなく、むしろ
低い位なのですが、レントゲンでの関節顆頭の閉口時の位置は正常より
明らかに下方に下がっています。


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右の関節も左と同様で、この状態は【高位咬合】の時によく観察される状態で【関節脱臼】が考えられます。【バイトが低いのに脱臼?】つまり
関節円板のヘルニアが考えられるのです。関節脱臼を起こしますと、咬合圧が、伝わらなり、リズミックな咀嚼運動ができないと【咬めない】【食い縛りができない】頭位が安定しないので不眠を来す。
 ☆★バイトが少し高いだけで不眠を訴えるケースは良く遭遇します。
 ☆★睡眠薬が効きません。
この場合は、【咬合高位】が高くないのにもかかわらず【不眠】を訴えています。この状態から脱却するにはどうすれば???鍵は【関節円板】にあるようです。************次回に続きます。
author:穐田俊二, category:歯の話, 11:15
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