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歩き方その3
歩き方その3では【歩き方と歯】と題して話を進めます。
 下肢の振り出し方は軸足が進行方向に対して少し外側に開いて、反対側の下肢を真っ直ぐに出して歩くと歩きやすいし、身体に無理が出難いです。
外側に開く角度はあまり極端でなく15度前後でしょうか。
 その大前提で、ふつうに歩けなくて軸足の膝か反対側の腰に痛みが出るようなら、軸足側の犬歯か同側の第一大臼歯か反対側の第二大臼歯に問題があるケ−スが多く見られます。ご自身が右八重歯の方は少なからず覚えがあるはずですが如何でしょう。この場合は歯牙が全部そろっている場合の話ですが、たとえば右の奥歯が欠損している場合は、軸足の法則が変わってきて、
右奥歯が無いために右下肢の筋肉は固くなり自由度が低下し骨ももろくなりますので、右足を引きずったような歩き方になります。当然脊椎も前方及び右側に傾斜してきますので、腰痛は左にでやすいです。
 何でもかんでも歯があれば良いのかというとそんなに簡単には話が進まないのがこの『噛み合わせ』の世界なのです。
 
写真のケ−スは70歳後半の女性。交通の便が悪く中々来院できなかったのですが、更に悪いことには、両足の膝から下が筋肉が衰え固くて歩行が困難な事が最大の原因でした。上の歯はすべて喪失していて総義歯の状態です。
とにかく義歯が難しく食事もままならないというのが来院の主訴でした。

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 −−前歯部は右の犬歯から左の犬歯まで下の歯牙と接触が無く歯科でいう
オ−プン・バイトの状態でした。踵には針治療や整形外科では『老化』という事で湿布薬や温熱療法。でも効果は得られなかったのです。−−
 私どもで義歯を修理させていただき、本来の形と機能を付与してみました。長年の不都合で骨密度も筋肉・靭帯もダメ−ジを受けているのですぐには治らないのですが、ともかく歩行動作は改善されつつあり、姿勢も良くなり元気が、出て参りました。加齢により色々な不都合が生じて参ります。歩行の不自由さは、寝たきりにしろ車いすを余儀なくされるにしろ、排便の介護を必要とされる場合は、随分と世話する方々も大変ですが、本人の自尊心をいかに傷つけるか想像に余るものがあります。
 大げさな事は不要です。ただ本来の姿に『噛み合わせ』を戻し、後もう少しの【隠し味】さえ加えてあげられたら−−−もっと苦しまなくても???
author:穐田俊二, category:歯の話, 12:20
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